連帯保証があることが相続後にわかったらどうすればいい！？

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連帯保証が相続後に分かった場合放棄できるか

自分自身が相続をした場合に予想をしないことがたまに起こることがあります。

相続というとたくさんのやらなければいけないことがありますが、多くの人のイメージでは財産を手に入れることが出来るというようなプラスのイメージが先行しているのではないでしょうか。

しかし実際にはそういうことばかりが起きるわけではなく、自分自身が想像もしていないマイナスのことが起こる可能性もあるのです。

その一番の例として挙げられるのが、相続をした後に亡くなった人が連帯保証人として借金を抱えていたというような場合です。

実際には相続後に連帯保証で借金が分かったとした場合でも放棄が出来ない場合がありますので非常に難しい問題です。

現実的にどうすればいい？何か良い方法はある？

それでは現実的にはどのような方法があるのでしょうか。

相続を放棄していない場合には、下手な小細工というようなものはなく、基本的には借金を全額支払うということや個人再生を行うというのが方法として挙げられます。

全額支払う場合にはその債権者に対して払っていく旨の連絡をあらかじめしておかなければいけないため、内容証明等でその連絡をしておく必要があります。

また、個人再生についてでいうと、この制度は「住宅ローンを除いた借金総額が5,000万円以下の債務者が、借金の20％（最低100万円）を3年で分割返済をした場合に残りの80％は免除される、というようなものを指します。

最後の手段としては自己破産

先ほどのようにやるべきことをしっかりとやるということももちろん大切ですが、最後の手段として借金を支払うことが出来ずどうしようもできなくなったら自己破産という手もあります。

ただし、自己破産は自分の財産をすべて手放さなければいけないため、それらに関してはしっかりとした検討をしなければいけません。

自己破産をしてしまうとしばらくはクレジットカードを作ることが出来なかったりと様々なことに弊害が出てしまう可能性がありますので、最終手段と認識しておきましょう。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。