相続税に関してどこに相談するべきか

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相談したい内容から相談する機関を決める

相続は分野が幅広く適切な相談をするためにはそれぞれの専門家を訪れる必要があります。でも、初めて相続に関して相談する場合はどこに相談すればいいかわからないケースがほとんどです。そのため、初めは公的機関の無料相談を利用して方向性を定めましょう。

無料相談を利用して方向性が定まった後は相談したい内容から専門家を選びます。方向性が定まらず相続全般に関して相談したい時は公的機関を選びます。資産関係の相談については金融機関の専門業者を選びます。

専門家や専門業者に相談しよう

相談したい内容が決まっている時はその内容に詳しい専門家に相談します。相続税の申告や相続税対策に関しては税理士、遺産分割協議や相続放棄に関しては弁護士、不動産登記については司法書士に相談します。

預貯金や金融商品に関しては銀行、建物や土地に関しては不動産屋、死亡保険金に関しては保険会社に相談します。それぞれの専門家や専門業者に相談することによって相続に関しての悩みが解決される可能性が高くなります。

相続全般に関しての相談なら公的機関

税に関する全ての内容であれば税務署に相談するのがイイでしょう。税務署は無料で相談することができるため、相続に関する税についての相談をすることができます。でも、無料で相談できる内容は限られており詳しい内容を相談したくなったときは税理士などの専門家を訪れて相談した方がイイです。

商工会議所は税務署と同じように無料で相談できる機関の一つです。定期的に、相続に関する相談を行っており無料で相続税について相談できます。週に一度または月に一度などそれぞれの商工会議所によって相談ペースが異なるので、事前に商工会議所のホームページまたは電話で問い合わせをして無料相談会が行われる日時を確認しましょう。

相続トラブルや法律全般に関する相談は法テラスで無料相談を受けることができます。でも、詳しい内容に関しての相談は答えられないケースもあるので、その時は弁護士に相談した方がイイでしょう。

相続税に関しての相談は基本的に税の専門家にしたほうがいいです。初めに税の専門家に相談してから、それぞれの分野の専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。